Googleサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)はSEOにとても役立つサービスです。見ていて楽しいのはアナリティクスの方だと思いますが、サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)も理解を深めて行くと楽しく見る事が出来ます。今回は基本的な事ですが、使い方として、最初におさえるべき4つの基本を書きました。
この記事がウェブマスターツールを楽しむきっかけになれば嬉しく思います。
検索のデザイン>HTMLの改善
ここではサイト上のメタデータやタイトルタグに関する重複や問題解決のヒントを与えてくれる。
一番多いのは、重複するメタデータ。私は重複が10件も出ている。実ははてなブログのディスクリプション設定をした所、この重複が見られるようになった。
エラーの中身をみると、カテゴリーページとの重複が確認出来る。記事では、上から何文字かが勝手にディスクリプションに入る訳だが、カテゴリーページのディスクリプションは、はてなブログでの設定で指定したまま同じ文章となってしまう。このせいで重複が起きている。カテゴリーを増やせば増やす程に重複が増えるので注意が必要である。
HTMLの改善で出される修正案は出来る限り対応した方がいいでしょう。
検索トラフィック>検索クエリ
この項目では、どんな検索キーワードで検索され、クリックされて、あなたのページに来たのかがチェック出来る。またそのキーワードの平均順位もチェックする事が出来てしまう優れもの。見ているだけでも十分に楽しいのですが、この機能はSEO対策にこそ役立つ項目です。
例えば、期間中に、表示回数が1000回あり、クリック数は10。平均順位は3位。とても立派な数字ですが、ここで喜んでいてはいけません。
1000回表示されて平均順位が3位なのに、クリック数が10回では少な過ぎます。
この場合に考えられるのは、キーワードと実際には関係ないページの場合。これはSEO上のキーワード設定のミスです。あなたの記事の内容とキーワードがかけ離れていたら、もう一度記事を見直してみましょう。またこのミスを逆手にとって、間違ってしまったキーワードで上位をとりに行くと言う事も考えられます。キーワードをミスしたおかげで、一つネタが増えたと喜びましょう。
次に考えられるのは、タイトルが弱い場合です。タイトル一つでクリック率というのは大きく変わります。タイトルはしっかりと考えて付けると言われる由縁でもあります。せっかく良い記事を書いて、SEOでも上の方に表示されているのに、タイトルが悪いとクリックしてもらえません。
なので、自分が狙ったキーワードで、なおかつ、上位に表示されているのに、クリック数が低い場合は、記事のタイトルの変更をしてみましょう。タイトル変更はSEO的にあまり良くないと言う人もいますが、私の経験上ではそう感じた事はありません。何度も何度も変更するのはいけませんが、正しい変更であれば、リライトすべきだと考えています。
この時に重要なのは、肝となるキーワードは変えてはいけません。何を書いている記事なのかを明確に伝える事で、検索ユーザーも迷う事なく、あなたのページをクリックするようになるでしょう。
また、タイトルを変える事で検索順位にも影響がある事があります。
一時的に順位が落ちる事もあります。しかし、順位は5位落ちてしまったとしても、クリック数が100に増えれば良いと思います。順位だけが大事なのではなく。どれだけ人がクリックをしてあなたのページに訪れるかが大事です。逆に順位が上がる事も多々あります。
タイトルを変更すると、どれくらいの数値変動があるのかをチェックしながら見ていくと面白いです。この辺もSEOの楽しさの一つでもあります。
検索トラフィック>内部リンク
ブログ内の記事同士がどの位繋がっているのかを確認出来ます。記事同士が繋がる事によって、後で紹介をするクローラーが周りやすくなります。こことここのページは繋がってるんだね。って言う風に迷わずにクロール出来るかどうかが、重要です。クロール数があがると、検索結果での順位にも好影響があります。また、Googleでは全てのページに2クリック以内でいけるようにと言っています。つまりは子ページを作りすぎてもクロールはしきれなくなってしまいます。そういう意味で、はてなブログでは子カテゴリーを作れないようにしているのでしょうか?これは分かりませんが。
記事下等の関連記事を作ると良いのはここに影響をしてくるからですね。ユーザーから見ても、色々なページが見れるし、あなたから見たらPVの増加にも繋がります。本当はプラグインやjs等は使わずに、各カテゴリーの関連記事は手動でいれた方が良いんですよね。私もこのブログではjqueryのブログパーツを使っていますが、本当は静的な方がクローラーも安心なのでしょう。
それと、アンカーテキストの最適化というのも重要です。
「続きはこちら」とリンクを貼るのではなく、続きは「記事タイトル」等のようにアンカーリンクを最適化するように心がける事です。アンカーテキストとタイトルが違う事でクローラーが迷ってしまいます。クローラーが迷わないようにしっかりと誘導してあげましょう。
クロール>サイトマップ
サイトマップを送信して、自分のブログがどのように構成されているのかをGoogleに伝えます。これはやらなくても、Googleにはインデックされると言う人もいますが、やっておいた方がいいです。先ほどのクロールの巡回というのを考えても重要です。また、正確にインデックスされる事となり、サイトマップの送信をした後に、急に検索結果に影響が出たと言う事も稀ではありません。
また先ほどの、検索クエリ件で書いたように、記事タイトルの変更や記事のリライトをした時は再送信をしておきましょう。
以上となります。他にも使い込めば使い込むほどに、その便利さが分かってくると思います。サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)を利用して、SEOの強化に取り組むのも楽しいので、興味のある方は是非。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝