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セミナー撮影に必要な機材。初級編

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今回は備忘録としてセミナー動画を撮影するには何が必要かと言うのをまとめてみます。まずは大まかに必要な物書いています。今後、同じようにセミナー撮影を行う方や、自社でセミナー撮影等をする方にも役立つような記事になればと思います。

 

それではまず、セミナー撮影に最低限必要な機材のリストです。

ビデオカメラ

ビデオカメラには業務用と民生機と言うものがあります。業務用と言うのは読んで字の如し。業者が使うようなビデオカメラです。民生機と言うのはいわゆるホームビデオとして使用するビデオカメラです。

 

業務用

テレビで使うような大きな物を想像されるかも知れませんが、業務用の中でも多くの機種があり、小さい物も多くあります。とは言ってもやはり民生機よりは大きく重い。フォーカスリングやズームリングが付いている商品が多い。細かい設定も出来る。拡張性も高い。覚えなければいけない操作が多い。使いこなすにはある程度の時間と勉強が必要。

SONY ビデオカメラ Handycam FDR-AX1 デジタル4K FDR-AX1

 民生機

小さく軽い。最近は民生機であっても4KやFHD(フルHD)で撮影をする事が出来る。電源を入れれば簡単に撮影をする事が出来ます。オート撮影を出来る事は便利ですが、撮影条件により(例:スクリーン使用時に講師が前に立つ場合等)注意が必要。最低限のマニュアル操作が出来る物が好ましい。

ソニー デジタル4Kビデオカメラレコーダー「FDR-AX30」(ブラック)内蔵メモリー:64GBSONY 4Kハンディカム FDR-AX30-B

どっちがいいの?

両者の大きな差と言うのは解像感や色の差だと思います。最近の民生機で撮影をした映像をも大きな画面で見ても十分に綺麗です。
簡単に説明を するのであれば、コンデジ=民生機。デジイチ=業務用と言ったところでしょうか。デジイチでは確かに高い解像感や色の再現。ぼかしたり等色々と絵作りをし たいのであれば絶対的に必要な機能が揃っています。コンデジはそれこそ電源を入れてシャッターを切れば誰でも簡単に取れます。しかしセミナーのように全体 的に均一のピントで撮影をした写真があったとすれば、デジイチとコンデジで撮影をした写真があるとして判断がつくでしょうか?

セミナー撮影に関して言えば、映像の差と言うのは素人目に見てそこまで大きくないのですが、後で紹介する音と言うのは差が大きいので限られた予算であれば、カメラよりも音に予算を当てた方がいいと思います。

最終形態がDVDやYoutube等であれば民生機でも耐える事が出来ます。ただ、ブルーレイや放送用になってくるとやはり業務用が必要となってくるでしょう。

 

三脚

三脚にもカメラ用とビデオカメラ用と言うのがあります。大きな違いと言うのは写真撮影の時には三脚を固定します。力を入れたら動いてしまったと言う事では意味がありません。一方でビデオカメラ用の三脚と言うのは、逆に撮影時に動く必要があります。特にセミナー撮影では講師の熱が上がってくると、あっちこっちに動きまわる人がいます。気づいたら映ってなかったと言う事もあります。そういう時にカメラを左右等に動かさなければいけません。

使用した事がある人は分かると思いますが、カメラ用の三脚を左右に振る場合には一度固定している部分をゆるめないと動きません。その間にも被写体である講師は動いているかもしれませんし、ネジ等をゆるめている時の振動がカメラに伝わって激しく揺れてしまう事もあります。

他に違いと言えば、ハンドル部分(持って動かす部分)にズーム等の操作が出来るリモコンが付いている商品もある。後は、ビデオカメラ三脚の方が安定感が高いと言うのもあります。しかし屋内であればそこまでシビアになる部分ではないと思います。

Libec リーベック ビデオカメラ用三脚 TH-650HD

 会場全体を撮影するのであれば。完全固定としてカメラ用の三脚でも代用は出来ると思います。講師をクローズアップする場合はやはりビデオカメラ用の三脚を用意した方がいいと思います。

マイク

この部分は上でも書いたように最重要部分だと思います。もちろん商品としては駄目だと言う前提で話をしますが。例え少し講師がフレームアウト(カメラ外)したとしても、音声が入っていれば何を説明をしているのかは分かります。ですが音声が途切れたら、講師が映っていても何を言っているか分かりません。音が映像よりも大事だと言うのはこういう部分でもあります。

さて、その大事な音に関しての機材と言うのは、カメラに内蔵しているマイク。カメラにオプションで付けるマイク。ピンマイクやハンドマイクと大きく分けて3つになります。まずはカメラに内蔵しているマイクですが、これは大体が性能的には余りよくありません。次にカメラの上部等でオプションで付けるマイクですが、これだけでも音の収録はだいぶよくなります。インタビュー撮影等では十分だと思いますが、セミナー撮影は講師との間に距離があります。なので参加者の声や音と言うのを大きく拾ってしまう場合があります。セミナー撮影時は余りお勧めはできません。最後にピンマイクやハンドマイクですが、これがベストな選択です。講師の声をそのまま収録する事が出来ます。講師がどこに動いても声を逃す事がありません。ハンドマイクの場合は、たまに忘れて置いて行ってしまう事もあるので一番のベストはピンマイクです。

UWP-D11 SONY ワイヤレスマイクロホンパッケージ

業務用と民生機で使用する規格等が違う場合があるので購入をする時には注意しましょう。それはまた今後紹介をしていきます。

その他

会場により照明が必要な時もありますがセミナー会場であればある程度、講師に対して照明が当たるように出来ているはずです。夜の会議室等の場合は普通に蛍光灯を上から照らしているだけの所が多いと思うので注意が必要です。昼間であれば外からの光もありますが、夜の場合、上からだけのの光源となるため講師の顔に影が出来てしまいます。出来れば昼間に撮影をするか、講師用の照明の用意をした方が良いでしょう。


予備のバッテリーやメディアは欠かせません。野外ではない限り電源と言うのは確保出来ると思いますが、マイクは電池で動いていたりします。使用する事はなくても予備は必ず用意しましょう。またメディアはSDカード等ですが、こちらも撮影時間以上に用意をしておきましょう。

 

意外にもこれだけの機材があればセミナー動画は出来てしまいます。条件により他の機材も必要な場合もありますが、講師1人、カメラ1台と言う事であれば最小限で出来ます。
今回初級編として、まずは撮影にはどのような機材が必要なのかを書いてみました。どんな商品を買えば良いのか、撮影方法等は今後紹介していこうと思います。また編集編も時間があれば書いていこうと思っています。

 

まとめ

最低限撮影に必要な機材:カメラ・三脚・マイク

カメラは予算と時間に余裕があれば業務用。民生機ならばマニュアル操作が出来る物が好ましい。
三脚はビデオ用がベスト。完全固定であればカメラ用三脚でも可。
マイクはピンマイクがベスト。音質は大事。

 

最後迄お読みいただきありがとうございます。感謝