無料で使えるアクセス解析(Web解析)としてGoogleアナリティクスがあります。本当に多機能で、無料であると言うのは、ありがたい限りです。
深く勉強をすれば勉強するほどに奥が深いアナリティクスですが、使いこなすのはなかなか難しい事です。
しかし、初級者から上級者まで使えるのがGoogleアナリティクス。
今回は、Googleアナリティクスのキホンのキでもあります、
ユーザー>サマリー
集客>サマリー
集客>すべてのトラフィック>チャンネル
の見方を記事にしてみました。まずはここから見れるようにしていきましょう。もっと詳しく見る場合や、流入先の違い、どのようなページが人気があるのかを見ていく事も出来るのですが、まずは基本的な見方を確認しておきましょう。
ユーザー
一日に何人の人がブログに訪れているのか確認出来ます。一人のユーザーが何ページ見ても「1」ユーザーですね。同じ人でもIPが違えば「2や3」ユーザーなどになります。例えばPCとスマホで見た場合は、同じ人であっても「2」ユーザーですね。
※注意:集計する期間によって数値は変わります。
セッション
先ほどのユーザーが、1日の内であっても一定期間後にページに戻ってきたら、「2」セッションとなる。一定期間の初期値は30分となります。30分以上操作が行なわれずに、その後に操作をした場合は「2」セッション。サイトを一度離れても、30分以内に戻ってきた場合は「1」セッション。
例えば24時間で、4時間おきにブログをチェックする人がいれば「6」セッションとなりますね。
ページビュー
ページビューは1セッションのユーザーが見たページの数になります。5ページ見たら「5」ページビュー。何アクセス達成というのは、大体がこの数字になります。
一つ例えると、100人アクセスがあって300PVと200人アクセスがあって250PVならば、100人アクセスがあるブログの方がPVは多い事になりますね。
※PVはページビューの略
このように、訪れてくれたユーザーを、どれだけページに留まらせておけるかというのは大事になります。
ページ/セッション
1人のユーザーが、1セッション内に平均何ページ見ているかの数値。例えば、100セッションあって130ページビューならば、一人平均1.3ページという事になりますね。
ページ平均が1.3ならば次は1.4にしよう。次は1.5にしよう。数値を上げられるように、ブログやサイトに何をしたら良いのか考えて目標を立てていきます。
平均セッション時間
ユーザーがサイトやブログに何分間とどまったかの平均時間。この数字はある程度の参考迄にとどめておいても良いかも知れません。記事の長さによっても違いますし、ユーザーのその場面によっても違いますからね。ただ、極端に低い場合は、どこか悪い場所はないか見直してみましょう。
直帰率
最初に訪れたページから、他のページを見ずに帰ってしまったユーザーの数値。いわゆるPVが「1」のユーザーですね。上でPVをあげていきましょうという話をしましたが、やはり多くの人は目的の記事を見たら帰ってしまいます。平均の数字で言えば、ブログでは70%後半~90%位でしょうか。70%に近い方が良い数字ですね。サイトだともう少し低い数値になります。バズったりすると極端に数字が上がったりもしてしまいます。{ページ/セッション}と同様に、パーセンテージを下げられるように見直してみましょう。
新規セッション率
アナリティクスで集計を始めてから、新しく訪れたユーザー(新規訪問)の数。逆に何度か訪れてくれているユーザーはリピーターと言う。新規ユーザーが100%の場合、リピーターは「0」になってしまいますね。はてなブログ等のようにコミュニティ色が強い場合はリピーター率は高くなります。ワードプレス等でブログを始めると、最初からリピーターを得る事は難しくなりますが続けていく事で増えていきます。リピーター=ファンであるとも考えらます。
ただ、リピーターばかりなってしまうのも悪いことではないのですが、リピーターだけを増やすのではなく、新規のユーザーを呼び込み、リピーターの分母を増やしていくイメージですね。
これが、{ユーザー>サマリー}の基本的な見方となります。
数字だけで見るのではなく、意味を理解する事で、また違った見方をする事も出来ます。
そして、この数字の見方がわかれば、さらに深い解析も出来るようになります。
自分のアナリティクスの数値を見て、参考にしていただければと思います。
続いて集客編です。
上の記事でGoogleアナリティクスの基本の見方は分かったと思います。
そこで次は、どこからユーザーが来ているのか。そこにスポットを当てて記事にしていきます。
サイトやブログには訪れるユーザーは、検索エンジンやブックマーク。SNSやリンクを経由してあなたのページに辿り着きます。いったいどこから来ているのかをチェックするには、
集客>サマリー。
集客>すべてのトラフィック>チャンネル
上記の確認方法があります。細かく言えば他にもあるのですが、まずは基本の見方を確認しましょう。
グラフィカルに見れて楽しいのはサマリーとなるのですが、数値は、チャンネルを使った方が見やすいです。
今回は、集客>すべてのトラフィック>チャンネルを使って話を進めていきます。
まずはどのような流入チャンネルがあるのか確認をしてみましょう。
- Organic Search
- Direct
- Referral
- Social
- Other
このようなチャンネルがデフォルトで確認出来ます。
各チャンネル毎の数値は、前回のサマリーと見方は同じですね。
※ユーザー>サマリーとの違いに、コンバージョンと言う欄がありますが、今回は説明を省きます。
各チャンネルの説明。
Organic Search
Googleやyahoo等のサーチエンジンからの流入です。検索をしてあなたのページに辿り着きました。
「Organic Search」をクリックすると、検索キーワードが見れます。
その中に(not provided)と言うのがあるのですが、これはGoogleのSSL検索をする事で、キーワードの情報が提供されなかった場合に(not provided)になってしまいます。
ユーザーがどのようなキーワードで検索をしているのかをSSLで保護している状態ですね。
Referral
リンク等からあなたのページに訪れたユーザーはReferralに分類されます。リンクの他にはWEBメーラー(例:Gmail)等に含まれるリンクもこちらに含まれます。
「Referral」をクリックすると、スマートニュースやグノシー、feedry等もこちらに表示されていますね。
Direct
ブラウザの検索バーへのURL直接入力、ブラウザのブークマークはこちらに分類されます。主にリンクを介さずに訪れるユーザーです。PCメールソフト(例:OutLook)のリンクの場合はこちらの分類になります。
「Referral」をクリックすると、どのページに直接訪れたのか、ランディングページが確認出来ます。
Social
SNSからの流入はこちらに分類されます。FacebookやTwitter、はてなブックマークもこちらですね。PocketやGoogle+、Tumblrも含まれます。
「Referral」をクリックすると、各SNSのどこから来ているのかを一覧で見る事が出来ます。
Other
ここに分類されるのは、Googleアナリティクスが分類出来なかったデータになります。Googleアナリティクスでは、一日に50000ページと言う上限があるので、この上限を超えたデータがOtherに入ります。
「Other」をクリックすると、参照元の一覧が見れます。
集客編最後に
他にも細かい見方はありますが、それはまた今度。
このチャンネルでの見方は、どの流入が、どの位あって、何ページ位見てくれてというのがわかります。
例えばFacebookから来る人は、1ページ見てすぐに帰ってしまう。検索から来た人は、じっくり読んでくれて、何ページも見てくれる。というようにどのチャンネル(流入)があなたのページにとって良いユーザーなのかを確認してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝
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